食べ物が原因で死に至ることも…
私達が生きていくためには食事を摂ることは欠かせません。
しかし食生活の内容に注意していなければ食中毒によって体調を大きく崩す原因になったり、最悪の場合で考えると死に至る可能性もあるのです。
抵抗力の弱い子供や高齢者に関しては食中毒が命取りになることも少なくありません。
食中毒の種類と気を付けるべき食品の内容についてご紹介します。
色々な種類がある食中毒
食中毒になる原因が潜んでいる食品は数えきれないほどありますが、食中毒になる原因の種類もたくさんあるため、可能性のある食品については慎重に調理しなければいけません。
最も食中毒を引き起こす可能性が高いと言われているのは細菌が原因になるもので、更に感染型と毒素型が存在しています。
魚介類に存在していることが多い腸炎ビブリオや鶏肉や卵に存在することがあるサルモネラ、井戸水やあらゆる食品に隠れている可能性がある病原性大腸菌が感染型に該当します。
他にも様々な種類の細菌が食品に潜んでいて知らない間に私達の体に入り込むことで悪い影響を及ぼすことになります。
黄色ブドウ球菌やボツリヌス菌などが出した毒素を人間が取り込んでしまうことで食中毒を引き起こすのが毒素型の食中毒です。
毒素を取り込むことがないように十分な加熱調理や低温保存をすることで感染を防ぐことができます。
ノロウイルスが要因となることで発生する食中毒の件数が多いことも忘れてはいけません。
冬になると大流行する場合が多い食中毒で、感染者から吐しゃ物などが原因になって更に感染拡大するため要注意です。
十分な手洗いやうがいが予防策の基本になるので、特に冬場は注意しなければいけません。
この他にはキノコやじゃがいもの芽などに含まれる自然毒を摂取することで食中毒を引き起こす場合もあります。
ふぐの毒や貝毒も自然毒に含まれるため、調理の際には正しい知識で毒素を取り込まないように気をつけなければいけません。
肉や魚に寄生虫が付着している場合もあるので、しっかり熱を加えて調理することが大切です。
洗剤や農薬などの化学物質を自分では気付かないうちに体内に取り込んでしまうことで食中毒を引き起こす可能性もあります。
長期間に渡って取り込んでしまったことで深刻な被害をもたらすことがあります。
参考:http://www.kao.co.jp/pro/food_poisoning/bacteria/
特に注意したい食品
私達の身の回りにある食品は食中毒になる何らかの原因が存在していると考えて十分注意しなければいけません。
特に肉や魚、貝などには食中毒の原因が潜んでいる可能性が高いため、しっかり加熱調理をしてから食べるのが一番の予防策になると考えられます。
魚介類に関しては生食をする機会が多いと思われますが、体力が低下している時などは避けるようにしてください。