肩こり、頭痛、肥満にも効く腕のツボ

ストレッチ運動

気になった時にすぐ対処できる

体の不調を改善するためにはツボ押しを行うと効果的と言われています。
私達の体にはあちこちにツボが存在していますが、腕にも様々な症状に対応できるツボが存在しています。
肩こりや頭痛、肥満にも効く腕のツボについてご紹介します。

ツボとは

ツボという呼び方が一般的ですが、正式には径穴(ケイケツ)と呼ぶそうです。
血液や気が通る道のことを径路と呼ぶそうで、その通り道に存在している部分が径穴つまりツボという存在になります。
諸説ありますが、ツボの数は全身に365個存在しているそうで、1年365日と同じ数で一致していることも不思議なものです。

ツボには悪い血が溜まりやすくて滞りがちになるため、非常に重要な部分だと認識しなければいけません。
内臓の調子が悪くなると悪い気が溜まりやすくなってくるため、その日の体調に応じてツボの状態も変化すると言われています。
どのツボを刺激しても良い結果になるわけではなく、個々の症状に合わせて対処することが大切だとされています。
あまり知識がない素人にとっては自己判断が難しいところですが、気になる症状に対応しているツボを刺激することで痛気持ちいいと感じるということは効果的だと考えられます。

腕に存在する様々なツボ

ひじを軽く曲げてみると、関節部分の近くにほんの少しだけくぼみができる部分があります。
ここは天井(テンセイ)というツボで、主に頭痛や耳鳴りに効果的と言われています。
三焦の経絡という部分にも該当しており、他の臓器と連携しながら体内の水分代謝を調整する役割があります。

同じようにひじを曲げた時に現れるシワの端の部分にあたるのが曲池(キョクチ)です。
この部分を刺激すると頭痛や眼精疲労、手のしびれなどに効果的と言われています。
デスクワークを長時間続けていると頭痛や目の疲れを感じやすいため、気になった時はすぐに曲池の場所を思い出して刺激してみるとスッキリしてきます。

酷い肩こりという症状に悩まされるいわゆる四十肩や五十肩の症状にお悩みの時には肩?(ケングウ)というツボを刺激してみましょう。
腕を真横に上げた時、肩と腕の少し前あたりにくぼみが生じる部分に存在しているツボです。
侠白(キョウハク)も肩こりに良いツボで、力こぶができる内側の部分でひじの関節から指5本分の位置にあるツボになります。
「白」という文字は肺を意味しており、咳や胸の痛みを感じる時にも効果的と言われています。

少海(ショウカイ)は全身に効果的なツボと言われていますが肥満にも有効と言われています。
手の平を上向きにしてひじを曲げた時に関節にできるシワの部分にあるツボで、押してみると少し痛いと感じる部分が該当します。
肥満以外にも頭痛や冷え性、耳鳴りなど様々な症状に対応すると言われています。