感情を出すという事はとても大切
今、小さいお子さんも感情をしっかり出せないお子さんがいるという時代です。
忙しく働くお母さんをみて無理は言えないといいたいことを言い出せずにいたり、楽しくないのに笑ったり、行きたくないのに行きたいといったり、子どもが大人の顔色を見て・・・という事ではなく、自分の気持ちの中で感情を出すことを我慢してしまうという状態です。
ママもパパも、仕事の中で我慢することが多いですし、当然感情は押し殺して働く人が多いため、ストレスを受けることも多く、うつ状態となってしまう事もあります。
仕事に家事に育児に、とにかく男性も女性も忙しい生活を送っているため、少しでも感情を出せる時間がないと、気持がいっぱいいっぱいになって精神的に参ってしまうでしょう。
時には心を開放し、泣く、笑う、怒るなど、周りの事を気にせず感情を出すという事も大切なのです。
ストレスによって病になる事もある
ストレスなどを受けると精神的な病気になる事もありますが、実はストレスを受けてうつ状態となっている方はがんなどの身体的な病気になりやすいともいわれています。
お子さんに関しても、自己免疫疾患やアレルギーなどになりやすいのは家庭の状況に何らかの問題がある事も多く、これが完全に起因しているという事はありませんが、家庭の状況がお子さんの健康にも作用するのではないかとされています。
人の命を維持しているのは生命維持機能の調整役となっている自律神経系はストレスの作用を受けやすく、自律神経のバランスが狂うとホルモンバランスにも影響します。
自律神経は外部の異物から体を守るという免疫系とホルモンの分泌を調整する内分泌系があります。
これらのバランスが崩れるため、精神的な面ばかりではなく身体的な病気になる方も多いのはないかと考えられています。
自然治癒力を向上させるために
人は怪我をしても傷を治す力がありますし、骨折をしてもその折れた部分を修復する力を持っています。
骨を折ってすぐにつながるという事はありませんが、時間をかけて徐々につないでいくという力を持っているのです。
こうした力は自然治癒力と呼ばれていますが、風邪にかかっても自ら直そうとしたり、怪我をしても修復するなど自然治癒力が正常に働いていれば問題ありません。
しかし過剰なストレスを受けているとこうした自然治癒力が低下する事もあります。
またストレスを受けても、このストレスを軽減しようとする力も働きますので、常に自然治癒力が高い状態にしておくという事が求められるのです。
笑おう、泣こう、感情を出そう
笑う、泣く、といった感情をストレートに出すことは、ストレスをため込まないために必要不可欠な事です。
笑う泣くなどの感情を表に出すことで、その後、ストレスが自然に消えていることもありますし、なんだかすっとした・・という気持になる事もあります。
全く関連性のないような病気だけれど、ストレスを受けることで別の病気にかかったり、別の病気が悪化するという事も奉告されていますので、笑う、泣くなどの感情をどこでもいいので素直に出せる場所を作っておくといいでしょう。