腸内細菌を増やして体質改善

水

お腹の調子が良いと健康に!

健康診断でメタボ体型を指摘されて生活習慣病予備軍というレッテルを貼られて焦りを感じているという方は、今すぐに肥満対策を実践しましょう。
しかし、過酷なダイエットに取り組むのは無理!という方も多く、なかなか思うように肥満対策が進まないという方も多いようです。
焦ってダイエットに取り組むよりも、腸内環境を改善するだけでもダイエット効果が期待できると言われています。
腸内環境が悪い人は肥満体型になりやすく、ダイエットに取り組んでも思うように良い結果が得られないのは腸内環境が悪いままだからだと考えられます。

腸内環境を整えるためには腸内細菌を増やして体質改善を目指すことが大切です。
腸内細菌を増やすためにはどのような対策が必要になるのか確認してみましょう。

複数の種類がある腸の細菌

私達の腸には様々な細菌が住み着いているとされていますが、大きく分けると体に良い効果をもたらしてくれる善玉菌、逆に悪い効果をもたらす悪玉菌、状況に応じてどちらの働きにも傾く日和見菌の3種類が存在しています。
腸内細菌の中でも増やすべきなのが善玉菌で、乳酸菌やビフィズス菌が該当します。
これらの細菌は腸の調子を整える役割があり、スムーズな便通を促して免疫機能をアップさせる役割があります。

悪玉菌が善玉菌よりも多くなるとお腹の中にガスが溜まってきて、発がん物質を発生させたり免疫力を低下させる原因になります。
最近はお腹が張っていて、お通じが悪くておならが臭いという場合は、現在の腸内環境がかなり悪化していると考えられるのです。

理想の腸を目指しましょう

悪玉菌なんて体に悪影響しか与えないのだから、善玉菌をどんどん増やして無くなってしまえば良いと考える方もいますが、実は悪玉菌も腸の中に存在しているべきだとされています。
理想的な割合としては、善玉菌が2割で悪玉菌は意外なことに1割、どっちの役割も果たす日和見菌については7割を目指すのが理想です。

悪玉菌も存在していた方が良いと言われているのは、私達の食生活に肉類が含まれているからです。
悪玉菌は肉類を消化させるという役割もあるため、理想的な腸内環境としてはほんの少しでも悪玉菌が存在していた方が良いと考えられるのです。
他にも体外から入り込んだ菌に対して耐性がうまく取れないため、病気にかかりやすくなる場合もあります。

腸内環境を整えて痩せやすい体質を目指すためには、腸内細菌の一つであるバクテロイデスを増やすことが大切だと言われています。
バクテロイデスは短鎖脂肪酸を発生させる役割も発揮しますが、これが肥満防止に役立つと言われています。
積極的に海藻や納豆などに含まれる水溶性食物繊維を補給しながら、善玉菌を摂取することでバクテロイデスが増えやすくなると考えられます。